beatle11の日記

週末のお遊び

さよなら本四フェリー😭😭

初めて四国に上陸したのは高三に上がる春休み。友達と2人で原付での四国一周ツーリングでした。その時は和歌山から淡路島、淡路島から鳴門へと小さなフェリーを乗り継いでの上陸。ほぼ野宿の4泊5日、高校時代最大の冒険でした。その思い出に引き寄せられて、高校を卒業して一人暮らしを始めた高松の街。岡山経由で本四フェリーに乗っての2度目の四国上陸は、期待だらけで、小さな甲板で心をときめかせていました。そこで本当に沢山の人と出会い、笑って、泣いて、呑んで、騒いで、悩んで、、、、かけがいのない青春?の1ページを鮮明に刻んだ数年間はそれ以降の人生にも大きな影響を与える事になります。

月日が流れて、ジタバタしながらも平凡な日々を必死で生きている私ですが、最近ずっと胸の奥に小さな影が、、、、

そしてその影はドンドン大きくなり、意味不明なセンチな感情に征服されつつあります。原因は数週間前に目にしたこのニュース。

f:id:beatle11:20191129194003j:image

高松港宇野港をむすぶフェリーは、瀬戸大橋開通後、一社、また一社と撤退していき、最後の航路も1日にわずか5往復のみで、いよいよ廃業の時を迎えます。実際に私も四国へは橋を渡ります(主に鳴門大橋ですが)ので、「廃業反対✊」と言う資格もありませんし、誰かを、何かを責めるつもりもないんです。只々、寂しく、どうしても、もう一度乗りたいんです。旅立ちに心ときめかせた船、時には誰かを見送り、時には生まれた街に連れ帰ってくれた船、最後に乗ったのは東瀬戸内大散歩の時でした。周りの景色が加速しながら変わっていく中、黙々と人を、車を運び続けたフェリーが、過去の遺物になるまで残り2週間。

と、ここまで長々と本四フェリー愛を語ってしまいましたが、衝動を抑えきれずわずか1時間の船旅を楽しみ、そしてもう一度焼き付ける為に、7時のJRに飛び乗ります。